新緑園公式通販「出がらし」は食べられる
 
新緑園公式通販の出がらし
お茶は飲み物であり、茶がらには何も残っていない・・・?
いいえ、茶がらにも、水に溶けない成分、つまり不水溶性成分が残っています。
茶葉にはいろいろな成分が含まれていますが、液体のお茶として抽出できるのは、その20〜30%です。
残り80〜70%が不水溶性成分で、代表的なものに、不水溶性食物繊維、硬タンパク質、脂質、ビタミンE、クロロフィル、CoQ10、βカロテン、ミネラル分などがあります。
 
 


「出がらし」の食べ方

特に新茶の葉は柔らかいので、ポン酢をかけるだけでもおひたしになります。
絞ってチャーハンに加えるのもお勧めです。
もう少し凝って、なめらかにした豆腐と合わせて白和えにしたり、チリメンジャコと合わせてふりかけやつくだ煮にしたり、干しエビや野菜と合わせてかき揚げにしたりすることもできます。
もちろん、液体のお茶や淹れる前の茶葉も古くから料理に使われており、「奈良茶飯」「奈良茶」という言葉が登場する17世紀の文献がいくつかあります。
煮出したお茶で炊いたご飯のことで、奈良の東大寺や興福寺で始まったことから、この名がついたようです。
江戸時代に庶民の間にも人気が広がり、今でも、煎茶かほうじ茶、白米、炒り大豆、小豆、栗、季節の野菜、塩あるいはしょうゆを使った炊き込みご飯として、食べられています。
ほかにも日本各地に、番茶の茶がゆや茶飯があります。
 
「出がらし」の活用方法

食べるだけでなく、茶がらの消臭効果を利用して、冷蔵庫に入れる活用法もあります。ただ、やはり茶葉に残ったタンパク質が変化して腐ったり、カビたりする可能性があるので、よ
く水分を絞って容器に入れ、ときどき取りかえましょう。「もう出がらしだから」と茶がらを捨てる前に、使う方法はあるのです。
 

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