宮崎県のお茶産地 〜川南町〜
宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が、山城宇治に赴き蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりで、温暖な気候と適度の降雨、そして肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培には最適な環境にある宮崎県の茶園面積は全国6位、荒茶生産量は全国4位となっています。その宮崎県内でも生産量1位の川南町をご紹介します。
川南町の伝統的な製茶技術
川南(かわみなみ)町の町域は、東西約12km、南北約10kmで総面積90.12平方キロメートル。森林と農用地が総面積のそれぞれ約40%を占めており、温暖な気候と豊かな自然の中で、全国有数の食糧生産基地となっています。
茶畑は、太平洋沿岸にあり、小丸川が流れ、高台の平坦地にあります。尾鈴山が広がり朝露が発生するので、寒暖差がありとてもお茶栽培が盛んな地域です。
全国茶品評会では、蒸し製玉緑茶の産地賞で受賞しています。
蒸し製玉緑茶
蒸し製玉緑茶とは、生葉を時間をかけて茶葉の芯まで蒸した深蒸し製法です。通常の煎茶との違いは、荒茶製造工程で茶葉の形を整える精揉という工程がありません。なので、生葉を傷めず茶の成分が浸出し易く、渋みを抑えて茶本来の味を引き出すことができます。 また、
蒸し製玉緑茶と言いますが外観の丸い感じから『ぐり茶』とも呼ばれています。「ぐり」とは、堆朱(ついしゅ)等の模様の唐草または渦のような形の称から付けられたそうです。 この『ぐり茶』という呼び方は伊豆地方独特のものだそうです。それが近年全国各地にこの名称が広まり一般的名称になりました。 また、九州では釜炒り製の玉緑茶と区別するため【蒸しぐり】とも呼んでいます。
新緑園のおすすめ
- 特撰ぐり茶100g【GR10】 主に九州内で生産量が多いぐり茶(玉緑茶)新緑園のぐり茶は煎茶に比べ火入れ温度を高めで仕上げております。ぐり特有の香りと甘味をご堪能下さい。 1,000円(税込1,080円)
- 上ぐり茶100g【GR7】 ぐり茶は、まがたま形が特徴のお茶。高温での抽出でも渋みが少なく、香りがありスッキリした飲み口が特徴です。 700円(税込756円)
- ぐり茶 300g 香り高く、少し懐かしいお茶の味わいが特徴のぐり茶。ご自宅用や会社等で便利な容量です。 1,000円(税込1,080円)
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