お茶に込められた意味と願い
茶葉量や湯量、体調、気温、などの条件変化でその時のお茶の味は1回きり。
こだわらない自分流で、毎回変化する味の演出、揺らぎがおもしろい。
一定品質のペットボトルに慣れた現代人からすると手間がかかるように思えますがその時間が忙しい私たちのシーンを切り替え、心や体をホッと一息させてくれます。
「茶」という漢字は、「くさかんむり」「とひとやね」、カタカナの「ホ」に分解できます。
「草冠の下で人がホッとしている」と読めますね。
日本茶を贈るということ
また、和食などの日本文化も象徴しています。ご贈答用という贈り物も気持ちから来ています。
・「マナー」とは、相手に不快感を与えないための最低限のルール。
・「サービス」とは、主従関係があり対価が発生する。対象が広い。
・「ホスピタリティ」とは、思いやりの心。対価を求めない。その時のその場この方に。
・「おもてなし」とは、提供する側の姿勢と心。その人がいない時にも心を配り相手に想いをはせ、
五感と心に感動を与える。主張しない。余計な気遣いをさせないこと。
最上級の目配り気配り心配り。
大切な方への贈り物に、伝えたい願いや想いを込めたおいしい日本茶ギフトはいかがでしょうか?
新緑園の通販では、ご家庭で手軽に楽しんでいただけるお茶から、ご贈答用に最適な高級緑茶まで、様々な商品を取り揃えております。
数々の品評会で選ばれた美味しいお茶を自信を持ってお届けします。
敬老のお祝いや快気祝いに
カテキンやビタミンなど健康によい成分たっぷりのお茶は、長寿のお祝いだけでなく「元気で茶寿を迎えますように」との願いを込めた贈り物としてもふさわしいですね。敬老のお祝いや快気祝いに、お茶を贈ってみてはいかがでしょうか。
結婚祝いやお祝いごとに
また、お茶の根は深く縦横に伸びて移植が難しいことから、しっかり良い家庭を築いてほしいという願いを込めた言葉があります。
実際に、九州の一部では結納に番茶を取り交わす地域もあるとか。お茶は弔事に使われることも多いですが、華やかなパッケージや金箔入りのものを選べば、結婚祝いやお返しなどのお祝いごとにもぴったりです。
香典返しにお茶が選ばれる理由
(1)忌を祓う
「お茶は煩悩を取り除き、神や仏の助けにより極楽浄土に帰り忌を祓う」という言い伝えから、弔事にお茶を贈るようになりました。
(2)仏教といえばお茶
お茶は鎌倉時代に栄西禅師が中国から持ち帰ったといわれています。日本に禅宗が広まるのに合わせてお茶も一般にまで広まり、「仏教にはお茶」というイメージが定着しました。
(3)形が残らないものを
形が残るものにしてしまうと、それを見るたびに故人を思い出して寂しくなるという理由から、香典返しに消耗品が好まれるようになったと言われています。
(4)お茶を飲みながら偲ぶ
思い出すと寂しくなるけれど、亡くなってすぐは何かと思い出してしまうものです。お茶を飲みながら故人を偲び、心の整理をするために贈ると言われています。
(5)軽くて長持ち
お茶は持ち帰るのに軽くてかさ張らず、比較的日持ちがするという利点もあります。
(6)お茶で一線を引く
昔は屋敷や畑の境目に、お茶の木を植えることが多かったそうです。また、お茶を飲むことは境目を越える意味を持っていました。故人の旅立ちを見送ってからお茶を飲むことで、「あの世との間に一線を引き、故人とお別れする」ことを示すのでしょう。
お茶にまつわるエピソード
この逸話の小姓が後の石田光成と言われていますが、載っている史料がいずれも江戸期の俗書の類であることなどから、後の創作であるという説もあります。しかし、逸話自体はおもてなしの極意として、現在でも広く語られています。
茶番劇という言葉は劇場で駆け出しの新人役者がお茶をだす仕事を務めたのを茶番と呼びました。その茶番が演じる他愛のない演劇を茶番劇といい、後におどけた劇や見え透いた行動のことをさすようになりました。
「お茶の子さいさい」という言葉は、物事を簡単にやってしまうという意味ですが、「さいさい」は、俗謡の「のんこさいさい」というはやしことばがもとになったそうです。「お茶の子」というのは、お茶菓子の事だそうです。軽くつまめる、容易に準備出来る、お腹にたまらないお菓子。など「朝飯前」と同じで、「簡単にできること」を意味します。
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