玉緑茶(たまりょくちゃ)とは|九州が誇るぐり茶の魅力と煎茶との違い

「ぐり茶」と呼ばれる、勾玉のような独特の形状をした日本茶「玉緑茶(たまりょくちゃ)」。九州中北部を中心に古くから生産されてきた、地域性の強いお茶として知られています。本記事では、玉緑茶の特徴、製法、そして煎茶との違いをやさしく解説します。

玉緑茶とは

玉緑茶は九州中北部を中心に生産されている日本茶の一種で、煎茶などの茶葉が細長い針状の形をしているのに対し、まが玉のような勾玉状の形をしているのが大きな特徴です。新緑園でも、主に「ぐり茶」として親しみのある呼び名で販売しています。地域や製法の違いによって、いくつかの呼び方が存在するお茶でもあります。

玉緑茶の製法上の特徴

玉緑茶は煎茶と同じく蒸す工程をもつ「蒸し製」と、釜で炒る「釜炒り製」の大きく2系統に分かれます。いずれも、煎茶では行われる「精揉(せいじゅう)」と呼ばれる、茶葉をまっすぐ針状に整える工程を省略するのが特徴です。精揉を行わない代わりに回転するドラム等で乾燥させるため、自然と勾玉のような丸みのある形状に仕上がります。

玉緑茶の味わい

  • 水色は澄んだ黄金色で、見た目にも親しみやすい
  • 渋みが穏やかで、コクのある旨味とまろやかな後味
  • 淹れる温度や時間で印象が変わりやすく、家庭で楽しみがある
  • 食事中や食後の一杯としても合わせやすい

煎茶との違い

煎茶と玉緑茶の最大の違いは、製造工程の最後にある「精揉」の有無です。煎茶は細長く整った針状になるのに対し、玉緑茶は丸みのある勾玉状になります。製法の違いは味わいにも反映され、煎茶のキリッとした青々しい香りに対し、玉緑茶は丸みのある芳ばしさが感じられる傾向にあります。

玉緑茶の楽しみ方

玉緑茶は80℃前後のお湯で30〜40秒ほど抽出するのが基本です。淹れ方を変えると味わいの幅が広がるため、はじめての方は1煎ごとに変化を楽しんでみてください。新緑園では、宮崎の上質な茶葉を活かした玉緑茶や、九州産茶葉の魅力が伝わる煎茶をご用意しています。

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記事監修

日本茶専門店 新緑園 代表取締役 茶匠 黒木信吾 (茶審査技術 九段 / 全国茶品評会 農林水産大臣賞 4度受賞)

宮崎県新富町にて昭和30年創業の新緑園代表。全国茶審査技術競技大会で全国でも数少ない「九段」を取得。

  • 全国茶品評会 農林水産大臣賞 4度受賞
  • 国内外コンテストで多数受賞
  • 日本茶普及活動にも従事

玉緑茶(ぐり茶)の勾玉のような独特の形状、煎茶との製法上の違い(精揉工程の有無)、九州中北部を中心とした地域性をやさしく解説します。渋みが穏やかでコクのある味わいは、食事中の一杯にも合わせやすい万能な日本茶です。新緑園では宮崎の上質な茶葉を活かした煎茶やぐり茶をご用意しています。

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