お茶のアミノ酸「テアニン」とは?うま味・リラックス効果・上手な摂り方を解説

お茶のアミノ酸テアニンについて

「お茶を飲むとほっとする」??その感覚の背景にあるのが、日本茶に含まれるアミノ酸の一種「テアニン」です。テアニンはお茶のうま味・甘味を生み出す成分であり、近年はリラックス効果の面からも注目されています。このコラムでは、テアニンの基本的な特徴から、効果的な摂り方まで、わかりやすくご紹介します。

お茶のうま味を決める成分「アミノ酸(テアニン)」とは

お茶に含まれるアミノ酸類は、うま味と甘味を決める重要な成分です。日本茶には、テアニンをはじめ、グルタミン酸・アルギニン・グルタミン・アスパラギン酸・セリンなど、主に6種類のアミノ酸が含まれており、これらでお茶に含まれるアミノ酸全体の90%以上を占めています。

中でも最も多いのがテアニンで、アミノ酸全体の約半分を占めます。テアニンは日本茶に特有の成分であり、玉露・抹茶・上級煎茶など、品質の高いお茶に多く含まれる傾向があります。

テアニンが多いお茶の特徴

  • 玉露・抹茶・上級煎茶などに多く含まれる
  • 日光を遮る「覆い下栽培」で育てたお茶ほど、テアニンが多く残りやすい
  • うま味・甘味が豊かで、まろやかな味わいになる

テアニンのリラックス効果について

テアニンのリラックス効果

テアニンは、脳の神経細胞に働きかけることで、心を落ち着かせる「ヒーリング(癒し)効果」があるとされています。テアニンを摂取すると、安静時に出るα波の増加が報告されており、ストレスの緩和や集中力の向上にも期待されています。

また、お茶にはカフェインも含まれていますが、テアニンにはカフェインの刺激作用をやわらげる働きがあるといわれています。お茶を飲んだときに感じる「ほっとした落ち着き」は、このテアニンとカフェインの相互作用によるものと考えられています。

  • 脳の神経細胞に作用し、リラックス状態を促すとされている
  • α波の増加が報告されている(摂取による変化)
  • カフェインの刺激をやわらげる効果があるといわれている

※テアニンの効果には個人差があります。医療効果を保証するものではありません。

テアニンを効果的に摂るための淹れ方

テアニンを豊富に摂りたい場合は、玉露・抹茶・上質な煎茶を選ぶのがおすすめです。特に玉露は覆い下栽培によってテアニンを多く蓄えており、濃厚なうま味が特徴です。

抹茶は茶葉をまるごと摂取できるため、テアニンを余すことなく取り入れやすい飲み方です。煎茶の場合は、低温でじっくり抽出するとアミノ酸がしっかりと溶け出すため、50〜60℃程度のぬるめのお湯で淹れるのが効果的とされています。

テアニンを摂るためのポイント

  • 玉露・抹茶・上級煎茶を選ぶ
  • 煎茶は50〜60℃のぬるめのお湯でゆっくり抽出する
  • 抹茶はまるごと摂取できるため、テアニンを効率よく取り入れやすい
  • 日常的に取り入れることで、リラックスタイムをより豊かに演出できる

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記事監修

日本茶専門店 新緑園 代表取締役 茶匠 黒木信吾 (茶審査技術 九段 / 全国茶品評会 農林水産大臣賞 4度受賞)

宮崎県新富町にて昭和30年創業の新緑園代表。全国茶審査技術競技大会で全国でも数少ない「九段」を取得。

  • 全国茶品評会 農林水産大臣賞 4度受賞
  • 国内外コンテストで多数受賞
  • 日本茶普及活動にも従事

日本茶に含まれるアミノ酸「テアニン」は、お茶のうま味・甘味を生み出す成分です。玉露・抹茶・上級煎茶に多く含まれ、リラックス効果やカフェインの刺激をやわらげる働きがあるとされています。新緑園では、テアニンを豊富に含む抹茶や煎茶を取り揃えています。ぬるめのお湯でじっくり淹れることで、うま味をより引き出せます。

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