鹿児島県について


生葉収穫量は120300トン、荒茶生産量は24600トンで、生産量は国内2位。市場占有率は25〜33%で、静岡に次ぐ大産地であり、知覧や頴娃、霧島南麓の茶産地が知られますが、大隅半島沿岸の志布志周辺や薩摩半島内陸部にも茶園が広がっています。明治時代には輸出用作物として茶生産が盛んになり、平地を利用した大規模な茶園が多くみられます。

鹿児島茶
知覧茶・頴娃(えい)茶・溝辺(みぞべ)茶・財部茶(たからべ茶)・有明茶・霧島茶・宮之城茶・松元茶・曽於茶・枕崎茶・伊集院茶・田代茶・種子島茶などがあり、生産地単独でブランド育成を行う傾向があります。

知覧茶(南九州市)
知覧茶(ちらんちゃ)は、鹿児島県南九州市にて栽培されている緑茶です。南九州市は日本の市町村単位では生産量第1位の緑茶産地です。
透き通った若緑色とさわやかな香りが特徴で、近年では後述の通り農林水産大臣賞や全国茶品評会日本茶業中央会長賞受賞(→全国お茶まつり)をはじめ各種賞を度々受賞しており、全国的に高い評価を得ています。

みぞべ茶(溝辺茶)
県北部、霧島地方を代表する銘茶産地で、霧島みぞべ茶、また広義の意で霧島茶ともよばれます。茶作りの好条件が揃う十三塚原台地に広がる茶園で栽培される浅蒸し製法のお茶です。
 

温暖な気候と広大な茶園が支える鹿児島茶の生産量

鹿児島県は、年間を通して温暖で日照時間が長く、さらに火山灰質のシラス台地が広がるという、茶栽培に適した条件を備えています。生葉収穫量は約12万トン、荒茶生産量は約2万トン(農林水産省統計より)で、全国第2位の生産量を誇ります。市場占有率も25〜33%と高く、静岡県に次ぐ日本有数の大産地です。

県内には知覧や頴娃、霧島南麓といった有名な茶産地のほか、大隅半島の志布志周辺や薩摩半島内陸部にも大規模な茶園が広がっています。明治時代には輸出用作物として茶の生産が盛んになり、平坦地を利用した機械化に適した茶園が多く形成されました。このような立地条件と農業技術の進化が、鹿児島茶の安定した大量生産と高い品質の両立を支えています。

鹿児島を代表する銘柄とその特徴

鹿児島県内には、知覧茶・頴娃茶・溝辺茶・財部茶・有明茶・霧島茶・宮之城茶・松元茶・曽於茶・枕崎茶・伊集院茶・田代茶・種子島茶など、多彩なブランドがあります。特に知覧茶は、南九州市を中心に生産され、市町村単位では全国一の生産量を誇ります。

透明感のある若緑色と爽やかな香り、まろやかな旨味が特徴で、全国茶品評会でもたびたび上位に入賞するなど、品質の高さが評価されています。また、霧島地方で生産される溝辺茶は、標高の高い十三塚原台地に広がる茶園で栽培され、寒暖差と朝霧による豊かな香りが魅力です。ブランドごとに栽培環境や製法が異なり、味わいのバリエーションも豊富で、飲み比べを楽しむ愛好家も多くいます。

鹿児島茶の味わいを楽しむためのポイント

鹿児島茶は、温暖な気候で育まれたやわらかな葉質と、香り高くまろやかな味わいが特徴です。品種も多様で、「ゆたかみどり」「さえみどり」「あさつゆ」など、鹿児島独自の品種が数多く栽培されています。これらの品種は、旨味や甘味に優れ、比較的低温で抽出することでその個性を引き出せます。

知覧茶や霧島茶など高級煎茶は70℃前後でじっくりと淹れると、渋みを抑えた上品な旨味が楽しめます。また、二番茶や三番茶は日常使いのお茶としても人気で、食事のお供や水出し茶としてもおすすめです。鹿児島茶は品質の安定性が高いため、贈答用から普段使いまで幅広く活用できるのも魅力の一つです。


※上記は新緑園ではお取り扱いがございません。
 あくまでも産地のご紹介となります。
 悪しからずご了承ください。


 
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