※お茶の種類のご紹介となります。新緑園では販売いたしておりません。

九州地方の日本茶〜八女茶〜
 
量より質を重視した、日本有数の高級茶
 

八女茶とは

新緑園公式通販の八女茶

室町時代、周瑞禅師(しゅうずいぜんじ)が明よりお茶の種を持ち帰り、栽培法を伝えたことが由来と言われる八女茶。栽培面積の割に生産量が少なく、希少価値が高い高級茶として知られています。
 
―お茶の栽培に適した土地と気候

新緑園公式通販の八女茶

八女茶の主な栽培地である福岡県八女市は、筑後川と矢部川に挟まれた筑後平野南部に位置しています。
肥沃な土壌と豊富な地下水、雨量の多さと昼夜の大きな寒暖差、土地・気候共に、上質なお茶が栽培できる条件が揃っています。加えて山間部で発生する霧は、日光を適度に遮りお茶の旨味成分であるアミノ酸の生成を促進。
まさに八女市はお茶の栽培に最適な場所と言えます。
その八女市にはお茶の栽培農家が約2200戸存在しており、平地では主に煎茶が、山間地では主に煎茶と玉露が栽培されています。
 
―八女茶の特徴

新緑園公式通販の八女茶

八女茶が高級茶とされる所以は、量より質を重視した栽培方法にあります。芽の数を少なくして、一つ一つの葉を大きくしっかりと育てる芽重型(がじゅうがた)の栽培法を採用。1枚の葉に多くの養分が含まれるので、それだけ旨味の強いお茶になります。そして、通常であれば三番茶、四番茶と収穫するところ、八女茶では多くが二番茶までしか摘みません。このこだわりの栽培方法を採ることで、甘みとコク、旨味が存分に感じられる高品質なお茶となります。
 
―八女の玉露は日本一




八女茶の中でも特に評価が高いのが玉露です。八女市周辺で栽培される玉露は、全国第1位の生産量を誇っています。
昔ながらの伝統を守り、化学繊維ではなく稲わらで約20日間新芽を覆う伝統技法を採る八女の玉露。長い期間新芽を覆うことでアミノ酸の含有量が高まり、覆い香といわれる独特の香りを持つ玉露になります。
八女市は、お茶の日本一を決める「全国茶品評会」において玉露の産地として、2019年度まで19年連続「玉露の産地賞」を受賞しています。2019年度は「玉露の部」の特別賞を、八女市がすべて独占。八女は日本一の玉露の産地なのです。

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