

現在、抹茶は健康によいとされ、世界的なブームとなっています。
2017年、日本の輸出量は前年比13%増の4642トンと、過去最高を記録したそうです。
国内の観光地でも、薄緑色のアイスやソフトクリームを手にした外国の方を見かけますね。
「抹茶」の意味を国語辞典で調べると「茶の新芽を摘んで精製した葉茶を、臼でひいて粉末にしたもの」
とあります(小学館「デジタル大辞泉」)。
専門的にいうと、茶葉の栽培中に日光を遮る期間があること、茶葉を揉まずに作ることが、
抹茶の条件とされています(公益財団法人日本茶業中央会による定義)。
上記のような茶葉を石臼でひいて作る抹茶は、年間約1300トンほどです。
しかし統計上、年間の抹茶生産量はおよそ4000トンといわれています。
4000トンから1300トンを引いた2700トンは、どのようにしてできているのでしょうか?
それは石白ではなく、茶葉をランダムに押しつぶす「粉砕機」などで作られていることがほとんどです。
原料の茶葉も、日光を遮る栽培工程を経ていないものが使われます。
抹茶原料の「展茶」の代用とされる「モガ」や、9~10月に製造される番茶からできた「秋展」が主です。
このようにして作られたお茶は“抹茶”よりずっと安価で、「加工用抹茶」「食品用抹茶」「工業用抹茶」
などと呼ばれ、抹茶アイス、抹茶クッキー、抹茶チョコレート、抹茶ラテなど、いろいろな商品に加工され利用されます。
美味しいだけじゃない!世界が注目するスーパーフードMatcha
古くから日本で愛されてきた抹茶は、おいしいだけでなく豊富な栄養に優れ、近年ではジャパニーズスーパーフードとして
世界中から注目されています。
抹茶は、茶の葉を蒸してから乾燥させた碾茶を茶臼でひきパウダー状にしたものです。
飲料としても料理の素材としても利用することができ、お湯に煎じてから飲む煎茶よりも茶葉に含まれる豊富な栄養素をそのままおいしく摂取することができます。
九州の日本茶は太陽の光をたくさん浴び、甘くて味わい深いお茶になります。
その美味しさをぜひ丸ごとあじわってください。
美味しくて、料理にアレンジしやすく、美と健康パワーも期待できる抹茶。
様々なアレンジをして、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
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