新緑園公式通販煎茶にも「ブレンド」がある

新緑園公式通販の煎茶

コーヒーや紅茶を飲まれる方は、「ブレンド」という言葉をご存じだと思います。

実は、煎茶もほとんどがブレンドされています。
袋に「やぶきた茶」と記載されたお茶もたいていブレンドです。

ただ、違う品種の茶葉を混ぜ合わせたようなものは、まだ一部です。

同じやぶきたでも、産地によって気候や栽培方法が異なるので、それぞれ味が違います。
たとえば、京都は香りがよく、四国は渋め、宮崎は旨味が強いといった特長があります。

茶問屋が複数の地域から茶葉を取り寄せ、ブレンドして旨味、甘味、渋味、苦味などの
バランスのよいお茶を提供しているわけなのです。

ブレンドには、おいしいお茶にするというだけでなく、特定の商品名で毎年販売
されているお茶の味が、年によって変化しないように調えるという意味もあります。

お茶の出来不出来は、その土地、その年の天候に影響を受けるので、
ブレンドによって補うのです。この工程は「合組(ごうぐみ)」とも呼ばれています。

ただしこれができるのは、75%もの国内シェアを誇る、やぶきたを使ったお茶だけ。
ほかの品種は自由に組み合わせられるほどの生産量がまだないので、難しいのです。

ただ最近、お茶好きの人たちの間で、プレンドされていないお茶が流行っています。

やぶきたの欠点を補うために作られている品種のものも多数あり、
さまざまな特長を活かしたお茶を飲むことにより、嗜好飲料として楽しめるようになっています。

一方で、一般の人が、煎茶をベースに、同じ品種、あるいは煎茶に限らない茶葉を
選んでブレンドできるという、ファッション性の高いサービスを提供するショップも出てきています。

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