宮崎県のお茶産地 〜新富町〜
宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が、山城宇治に赴き蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりで、温暖な気候と適度の降雨、そして肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培には最適な環境にある宮崎県の茶園面積は全国6位、荒茶生産量は全国4位となっています。その宮崎県内で生産量7位の新富町をご紹介します。
新富町の伝統的な製茶技術
新富町の町は、南側は平野が広がっており西側は台地と全体的に平坦であり、町域の約70%を平地が占めています。 町の南を一ツ瀬川が流れるています。平野部で特にお茶栽培が盛んです。
全国茶品評会では、玉緑茶(ぐり茶)部門で農林水産大臣賞を受賞しています。
蒸し製玉緑茶
蒸し製玉緑茶とは、生葉を時間かけて茶葉の芯まで蒸した深蒸し製法です。通常の煎茶との違いは、荒茶製造工程で茶葉の形を整える精揉という工程がありません。なので、生葉を傷めず茶の成分が浸出し易く、渋みを抑えて茶本来の味を引き出すことができます。 また、蒸し製玉緑茶と言いますが外観の丸い感じから『ぐり茶』とも呼ばれています。「ぐり」とは、堆朱(ついしゅ)等の模様の唐草または渦のような形の称から付けられたそうです。 この『ぐり茶』という呼び方は伊豆地方独特のものだそうです。それが近年全国各地にこの名称が広まり一般的名称になりました。 また、九州では釜炒り製の玉緑茶と区別するため【蒸しぐり】とも呼んでいます。
新緑園のおすすめ
- 特撰ぐり茶100g【GR10】 主に九州内で生産量が多いぐり茶(玉緑茶)新緑園のぐり茶は煎茶に比べ火入れ温度を高めで仕上げております。ぐり特有の香りと甘味をご堪能下さい。 1,000円(税込1,080円)
- 上ぐり茶100g【GR7】 ぐり茶は、まがたま形が特徴のお茶。高温での抽出でも渋みが少なく、香りがありスッキリした飲み口が特徴です。 700円(税込756円)
- ぐり茶 300g 香り高く、少し懐かしいお茶の味わいが特徴のぐり茶。ご自宅用や会社等で便利な容量です。 1,000円(税込1,080円)
- 春季限定「春待ち茶」 100g 待ち遠しい穏やかな優しい春をイメージした味わいに仕上げました。 1,000円(税込1,080円)
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