宮崎県のお茶産地 〜延岡市〜

新緑園公式通販の延岡市


宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が、山城宇治に赴き蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりで、温暖な気候と適度の降雨、そして肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培には最適な環境にある宮崎県の茶園面積は全国6位、荒茶生産量は全国4位となっています。その宮崎県内でも有数のお茶処、延岡市のご紹介をします。

 

延岡市(のべおかし)は、宮崎県北部に位置する市で、中心地域は宮崎県北部の中心都市とになります。戦前より宮崎県内屈指の工業都市で、旧北方町、旧北浦町、旧北川町との2007年の合併前の延岡市地域は旭化成の創業地工場群がある企業城下町でもあります。

 

地下(じげ)地区の茶山は、「日本の里100選」に選ばれた風景です。約11haの茶畑が海に背を向けた形で山の急斜面に広がっており、茶や草木が芽吹く時期は爽やかな新茶の緑色と海の青さの風景がとても綺麗な場所です。

茶畑は、早生品種の「さえみどり」「さきみどり」などが栽培されており、県内でもいち早く新茶が販売されます。

 

延岡市の伝統的な製茶技術

新緑園公式通販の釜炒り茶

延岡市北方町の釜炒り茶は、茶樹にゆとりを持たせた栽培方法で、病害に負けない茶葉を育ており、専用の釜で炒って作っている緑茶です。茶葉を高温の釜でしっかり炒ることによって、香りや旨みを逃すことなくより深い味わいになっており、乾燥度が高いため変質しにくいと言われています。

釜炒り茶

新緑園公式通販の釜炒り茶

釜炒り茶の歴史は、蒸し製の煎茶よりも古く、15世紀前後に中国から日本に伝わったといわれ、九州の一部の地域でしか製造されていない、とても貴重なお茶です。

蒸して茶を殺青させる「煎茶」に対して、「釜炒り茶」は、その名のとおり釜で茶を炒って作られます。 水色はきれいな黄金色で、澄んでおり、「釜香」と呼ばれる香ばしいすっきりした香りが特徴とされています。味はまろやかで、喉を通ると胸がすくような爽やかさがあります。宮崎では、高千穂町をはじめ五ヶ瀬町や延岡市などを中心に生産され、日本一の生産量を誇っています。

 

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