新緑園公式通販九州発の希少なお茶「釜炒り茶」

新緑園公式通販の釜炒り茶
釜炒り茶ってご存じですか?
勾玉状の形から玉緑茶(たまりょくちゃ)、ぐり茶ともいいます。
釜炒り茶は、九州の一部地域で作られている稀少なお茶です。
一般的な蒸し製のお茶に比べると、茶葉本来の風味や旨味が引き出されています。
釜炒り茶の魅力や美味しい淹れ方についてご紹介します。


釜炒り茶は、九州の一部地域で作られる貴重なお茶

新緑園公式通販の釜炒り茶

釜炒り茶とは、蒸して作る煎茶と違って、直火で熱した鉄の釜で炒ったお茶のこと。
茶葉の仕上がりが針状ではなく、勾玉状になるので、その形状から玉緑茶(たまりょくちゃ)、ぐり茶ともいいます。
中国から15世紀頃に伝わったとされていて、煎茶が一般的になるまでは、全て釜炒り製法でお茶が作られていました。
現在は、生産者も減り、九州の佐賀県、宮崎県、長崎県、熊本県などごく一部でしか生産されておらず、お茶全体の数%の割合しかない貴重な日本茶として知られています。
また、釜炒り茶の生産地である宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域は、国際連合食糧農業機関(FAO)が設立した世界的に重要な農林水産を営む地域を認定する「世界農業遺産」に登録されています。
 
釜炒り茶の入れ方

新緑園公式通販の釜炒り茶

お湯の温度は熱めが良いとされていて、90℃以上が適温。3〜4分蒸らすのがおすすめ。
注ぐ時は、最後の一滴まで注ぎ切るようにして入れます。
 
釜炒り茶とほうじ茶の違い

新緑園公式通販の釜炒り茶

釜炒り茶とほうじ茶の製法が似ているのでよく混同されます。
まず「炒る」という製法は、熱を加え焼き目を入れていくもので、それに対し、「焙じる」は乾燥したものにさらに火を加えて焼き目をつけます。
似ていますが、ちょっと違いますね。
釜炒り茶は鉄釜で炒りますが、ほうじ茶は専用の焙煎機で焙じます。
 
釜炒り茶の特徴

新緑園公式通販の釜炒り茶

茶葉は勾玉のような形状で緩やかな弧を描きます。水色は澄んだ明るい黄色。
生葉を蒸さずに高温の釜で炒るため、青臭さが消え「釜香」という釜炒り独特の香りが出ます。
煎茶や釜伸び茶にある精揉の工程がなくドラムの中で回転させながら乾燥を行います。
この工程でカーブを帯びた丸い形になります。
味はさっぱりしており高い釜香を感じることができます。
 

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