阿蘇外輪山と九州山地の山間で生まれる矢部茶
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山間地特有の気候が生み出す良質の茶葉
矢部茶は、熊本県内最大のお茶の栽培面積を誇る山都町で産出されます。
標高400m〜500mの高冷地にある茶園が多く、涼しい気候と山間地特有の昼夜の気温差が甘みと香りが強い上質な茶を生み出しているのです。

古くから茶の生産地である上益城郡矢部町清和村に、隣接する阿蘇郡蘇陽町が、2005年に合併し山都町となりました。町域北部には阿蘇外輪山の南側、南部には九州山地を含み、標高300mから1700mの山間部です。

直線の「青柳」からくるりとした「玉緑茶」へ変化
室町時代ごろには、美味しいお茶の産地としての名声を得ていましたが、まだ「矢部茶」という銘はありませんでした。戦国時代に、渡来人が山茶で釜炒り茶を作るようになり、産業として成り立っていきます。柳の葉のような細長い形状の茶当時のお茶は「青柳」と呼ばれて高い評価を受け、江戸時代には肥後藩主への献上茶となっていました。

「矢部茶」の銘が誕生した江戸時代中期ごろには、「青柳茶」が生産されていました。しかし、明治・大正時代になると、他地域の技術を取り入れた「矢部茶」は「青柳茶」とは製法が異なる、「玉緑茶」へと変化していきます。
 
仕上げ工程で釜炒りを行う独特の製法
現在は、主に蒸し製玉緑茶、玉緑茶、釜炒り茶、が生産されており、それぞれ製茶の最終工程で釜炒りを行う独自の製法を取り入れています。
水色は黄金。渋みある味わいと、後口のさわやかな甘みが特長です。

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