玄米茶は香ばしい香りが魅力ですが、その特徴を引き出すためには「熱湯で短時間抽出」するのが基本です。
一般的に95℃前後の高温で淹れると、玄米の焙煎香がしっかりと立ち、番茶や煎茶の爽やかさと合わさって奥行きのある味わいになります。抽出時間は30秒ほどが目安で、長く浸けすぎると茶葉の渋みが出てしまうので注意が必要です。茶葉の量は1人分につきティースプーン1杯程度と覚えておくと便利です。
また、急須を使用する際は目の細かい茶こしが付いているものがおすすめで、抽出後に茶葉が流れ出にくく、均一な味わいが楽しめます。淹れるときの温度と時間を意識するだけで、玄米茶の持つ軽やかさと香ばしさが一段と引き立ちます。
基本の淹れ方を押さえたうえで、玄米茶をより楽しむ工夫も取り入れてみましょう。
たとえば、抹茶入り玄米茶を選ぶと、鮮やかな緑色とまろやかな旨味が加わり、より華やかな一杯になります。夏場には冷水でじっくり抽出する「水出し玄米茶」もおすすめで、香ばしさとすっきり感が同時に楽しめます。冬には熱々に淹れて湯気とともに香ばしい香りを堪能するのが格別です。
また、茶葉の量や抽出時間を調整することで、自分好みの濃さを見つけるのも楽しみ方のひとつです。急須ではなくティーバッグタイプを使えば、オフィスや外出先でも気軽に味わえます。玄米茶はシーンや季節に合わせて自由にアレンジできる懐の深いお茶であり、日常に取り入れやすいのも大きな魅力です。
玄米茶はクセが少なく香ばしい風味があるため、食べ物との相性が非常に幅広いのが特徴です。
和菓子では最中やおかきといった素朴な味わいのお菓子との組み合わせが特におすすめです。洋菓子ならバターの風味が豊かなクッキーやパウンドケーキとよく合い、後味をすっきり整えてくれます。食事との組み合わせも優秀で、和食はもちろん、油を使った揚げ物や肉料理の脂っこさを爽やかに流してくれる効果があります。
さらに、香ばしい香りが食欲を刺激するため、食中茶としてもぴったりでしょう。カフェインが比較的少ないため、夜に楽しむ一杯としても安心です。幅広いシーンで活躍する玄米茶は、飲むだけでなく食との調和を通してその魅力を一層感じられるはずです。
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