【日本茶コラム】古いお茶が蘇る! 香り豊かな「ほうじ茶」の作り方
古いお茶が蘇る!香り豊かな「ほうじ茶」の作り方
みなさんは食器棚に眠っていた、古くなったお茶をどうしていますか?
もう古いからといってあきらめることはありません。
古くなったお茶は自宅で簡単に焙煎し、美味しいほうじ茶に蘇えらせることができます。
香ばしい香りに包まれながら楽しいティータイムを過ごしませんか。
ほうじ茶とは
番茶や煎茶を焙煎して作ったお茶のことです。
茶葉を「焙(ほう)じる」ことから「ほうじ茶」と呼ばれるようになりました。
「ほうじ番茶」や「ほうじ煎茶」と区別して呼ばれることもあります。
高温で焙煎することで香ばしく、あま味があり、食事中のお茶として親しまれてきました。
フライパンで焙煎! ほうじ茶の作り方
自宅で炒ったほうじ茶は茶葉から余計な水分が出て香ばしい香りを十分に楽しめます。
おいしい焙煎ほうじ茶を作ってみましょう。
用意するもの(急須で1〜2杯分)
・古くなった緑茶……8gから16g(8gで急須1杯分です)
・フライパン
・フライパンのふた
・ふきん
1. フライパンを加熱します。
30秒ほど加熱したら火を止めます。
2. 加熱したフライパンをぬれふきんの上に置きます。
フライパンの温度を均一にすることができます。
3. フライパンに緑茶を入れてふたをします。
このまま2分加熱します。
4. 緑茶がまばらに変色します。
ふたをとってさらに1分加熱すると白い煙が出てきます
5. 煙が出たら火を止めてさらに1分焙煎すると、
茶葉がどんどん変色していきます。
6. 茶葉の色は緑と茶色が混ざっていても大丈夫です。
加熱した茶葉をバットにうつしてよく冷まします。
美味しいほうじ茶の淹れ方のポイント
1. 香りを出すため、高温のお湯を使います。温度は95度が目安です。
2. 30秒くらいでサッと淹れます。※長めにすると味が濃くなります。
古くなったお茶の使い道に迷われている方は、ぜひお試しください。
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