
香川県は温暖で降水量が少ない瀬戸内式気候に属し、全国的に見ると茶産地としてはやや珍しい環境にあるのが特徴のひとつです。その一方で、県南西部の山間丘陵地帯では昼夜の寒暖差が生まれやすく、茶樹の生育に適した条件が整っています。水はけの良い土地と穏やかな日照が、香川県のお茶にすっきりとした飲み口をもたらします。
大規模産地ではないからこそ、茶園一つひとつに目が行き届き、丁寧な管理が続けられてきました。生産量は限られているものの、地域に根ざしたお茶づくりが今も息づいています。香川県のお茶は、穏やかな自然と人の手仕事が重なり合って育まれてきた存在といえるでしょう。
香川県のお茶の歴史は古く、約350年前、高松藩初代藩主・松平頼重公が茶会用として栗林公園内に茶園を造園したことに始まると伝えられています。この出来事をきっかけに、茶は文化的な存在として地域に根付きました。現在の「香川茶」は、県内各地の茶どころで生産された茶葉をブレンドした統一ブランドとして展開されています。
品種には「やぶきた」や「めいりょく」などが用いられ、安定した品質と親しみやすい味わいが特徴です。個々の産地の個性を生かしながら、香川県全体としての魅力を伝える取り組みが続けられています。
三豊市高瀬地区で生産される高瀬茶は、香川県内の生産量の6割以上を占める最大の産地です。旧高瀬町二ノ宮地区を中心に茶畑が広がり、古くから上質な煎茶の産地として知られてきました。金毘羅参詣の旅人に愛飲されたという伝承もあり、地域の歴史と深く結びついています。
高瀬茶は一番茶だけでなく二番茶まで収穫され、バランスの取れた味わいが特徴です。強すぎない渋みと穏やかな旨味があり、日常のお茶としても親しまれています。香川県のお茶文化を支える中心的存在として、高瀬茶は今も大切に守られ続けています。




| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
| 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
| 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |





