生葉収穫量4トン、荒茶生産量1トン。
若狭地方にも茶畑があり、一部文献には三方茶と記載している。
越前市、小浜市、三方郡地方で小規模に生産されているが歴史は古い。越前市の味真野茶は一戸になったが三方茶は煎茶、小浜市は柴茶、素朴な釜炒り製の茶が生産され一部に日干し番茶もある。

味真野茶(あじまちゃ)(越前市)
越前市味真野(あじまの)地区はかつて県を代表する茶産地で、明治時代から栽培が盛んであったが、昭和後期から宅地化や後継者不足によって衰退、廃絶寸前となった。
しかし、2011年に保存会が結成され、ティーバッグを試験販売してから、次第に生産量を増やしている。作業唄の茶もみ唄のコンクールを開催したり、同産茶葉を用いた新商品を開発したりもしている。
※上記は新緑園ではお取り扱いがございません。
あくまでも産地のご紹介となります。
悪しからずご了承ください。
越前と若狭に広がる福井の茶産地と多様な製法
福井県における茶の歴史は古く、小規模ながらも各地の風土に合わせた独自の文化を育んできました。主な産地は越前市、小浜市、三方郡地方の3つのエリアに大きく分かれています。生葉収穫量が4トン、荒茶生産量が1トンという数字は、全国的に見て非常に希少な規模と言えるでしょう。若狭地方では古くから茶畑が維持されており、一部の文献には三方茶という名称でその存在が記録されています。越前市の味真野茶が一時期は一戸の生産者にまで減少した時期もありましたが、地域ごとの特色は今も大切に守られているのが現状です。
各地域で生産される茶種も多岐にわたり、一般的な煎茶のほか、素朴な味わいの釜炒り製の茶や日干し番茶など、日本茶の原風景を感じさせる品々が揃っています。小浜市で生産される柴茶なども、その土地ならではの呼称として親しまれてきました。多様な製法が現代まで共存している背景には、福井の豊かな自然環境と、それを丹念に活かそうとした先人たちの知恵が色濃く息づいています。
味真野茶の衰退を乗り越えた保存会の結成と文化継承
明治時代から盛んに栽培が行われていた越前市の味真野茶は、かつて県内を代表する銘茶として広く知られた存在でした。しかしながら、昭和後期になると宅地化の波が産地を覆い、後継者不足という深刻な課題も重なって生産は衰退の一途を辿ります。一時は廃絶寸前の状態にまで追い込まれましたが、2011年に地元住民らによって結成された保存会の存在が大きな転換点となりました。この組織によるティーバッグの試験販売を皮切りとして、現在では生産量が少しずつ回復の兆しを見せています。
伝統を継承する取り組みは栽培面だけにとどまらず、地域に伝わる作業唄である茶もみ唄のコンクールを開催するなど、文化的な側面からの発信も精力的に行われてきました。また、同産地の茶葉を用いた新商品の開発も進められており、伝統の味わいを現代のライフスタイルに合わせた形で提供する工夫が随所に見られます。地域の絆によって支えられるこれらの活動は、歴史あるお茶を次世代へ繋ぐための貴重な足掛かりといえるでしょう。
若狭地方の三方茶と小浜に伝わる素朴な釜炒り茶の魅力
若狭地方に位置する三方郡地方や小浜市でも、個性豊かな茶作りが今もなお静かに続けられています。三方郡地方で作られる三方茶は主に煎茶として仕上げられ、清涼感のある風味が地域の愛好家の間で親しまれてきました。一方、小浜市周辺では素朴な味わいが魅力の釜炒り製の茶が生産されており、これは鉄釜で茶葉を直接炒ることで生まれる香ばしい香りが大きな特徴です。蒸し製法が主流の現代において、こうした釜炒り茶の伝統が残っている点は福井の茶文化の奥深さを物語っています。
さらに一部の集落では、摘み取った茶葉を日光に当てて乾燥させる日干し番茶の製法も残っており、その滋味深い風味は福井の食卓を長年支えてきました。これらの産地は非常に小規模ではありますが、地元に根ざした活動を通じて、希少な福井産茶として少しずつ認知を広げています。福井の山海の恵みとともに歩んできた若狭の茶は、寒い冬を越えて育つ力強さと、歴史の深さを感じさせる貴重な逸品なのです。

とっても香りのいい煎茶 100g
864円(税込)
特撰芽茶120g【MT10】
1,080円(税込)
抹茶入り玄米茶 300g【MG9】
1,080円(税込)
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