宮崎県のお茶産地 〜高千穂町・五ヶ瀬町〜
宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が、山城宇治に赴き蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりで、温暖な気候と適度の降雨、そして肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培には最適な環境にある宮崎県の茶園面積は全国6位、荒茶生産量は全国4位となっています。その宮崎県内でも有数のお茶処、高千穂・五ヶ瀬地方のご紹介をします。
高千穂・五ヶ瀬地方の伝統的な製茶技術
高千穂を中心とする宮崎県北部の山間地帯にある西臼杵郡では釜炒り製玉緑茶の生産が行われています。昔ながらの製法にこだわり、良質な釜炒り茶を作る生産者が数多くいます。
また、標高400メートル程の寒暖の差が厳しい西臼杵郡で作られた釜炒り茶には、その地域にしか出せない、確かな香りと旨みがあります。
釜炒り茶
釜炒り茶の歴史は、蒸し製の煎茶よりも古く、15世紀前後に中国から日本に伝わったといわれ、九州の一部の地域でしか製造されていない、とても貴重なお茶です。
蒸して茶を殺青させる「煎茶」に対して、「釜炒り茶」は、その名のとおり釜で茶を炒って作られます。 水色はきれいな黄金色で、澄んでおり、「釜香」と呼ばれる香ばしいすっきりした香りが特徴とされています。味はまろやかで、喉を通ると胸がすくような爽やかさがあります。宮崎では、高千穂町をはじめ五ヶ瀬町などを中心に生産され、日本一の生産量を誇っています。
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