新茶の淹れ方

「新茶」とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことです。 鹿児島などの温暖な地域から摘み採りが始まり、桜前線と同様に徐々に北上していきます。 「新茶」と「一番茶」とは基本的に同じお茶のことで、呼び方が異なるだけです。
新茶の特徴は、若葉特有の「さわやかですがすがしい香り」にあります。 その後に摘み採られる二番茶や三番茶と比べて、苦みや渋みのあるカテキンやカフェインが少なく、旨みや甘みの成分であるテアニンが多く含まれています。
早速、新茶の淹れ方の基本をご紹介しましょう。
新茶の淹れ方
一度完全に沸騰させ、一呼吸おいたお湯を茶碗に八分目まで注ぎ、冷まします。
湯ざましという茶器を使用しても構いません。
適量の茶葉を急須に入れます。3人分ならティースプーン3杯くらいが目安です。
茶葉は心もち多めに入れたほうが、味わいが深くなります。
湯冷ましした茶碗のお湯を急須に注ぎ、茶葉が開いてお茶が抽出する40秒ほど待ちます。この時のお湯の温度は70度〜80度が目安です。40秒抽出した後、急須を軽く2〜3回まわします。※これにより茶葉が開き、味がしっかりと出ます。
ちなみに、急須の穴の位置は注ぎ口に合わせましょう。こうするとお茶を注ぐ際に急須の中で良い対流が生まれるといわれています。こうすることで通のおいしい味わいを出すことができます。
注ぎ始めと終わりで濃さにかなり差があるので、少量ずつ茶碗に注ぎ分け、味を均等にします。
A→B、B→A、A→Bと注ぎ分けます。これを廻し注ぎと言います。
お出しする方に、一定の味をご提供できるところがポイントです。
最後の一滴までしっかり注ぎ切るようにします。
※急須にお湯が残っていると、お茶の成分が浸出し、二、三煎目の美味しさが損なわれます。二、三煎目はお湯を入れて時間をおかず、廻し注ぎをします。
新茶は、渋みや苦みが少なく、逆に旨みが多いため、若葉のようなさわやかな香りがあります。さわやかな香りとほどよい渋みを楽しみたい場合には、やや熱めの湯でさっと抽出するとよいでしょう。逆に、湯を70度くらいまで冷ましてからじっくりと抽出すると、旨みの多い味わいになります。
⇒ 急須で淹れたお茶の効能
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