急須で淹れたお茶は、ただの飲み物ではなく「自然の恵みを丸ごといただく」という豊かな時間でもあります。
茶葉は洗浄、加熱、ろ過、添加といった工程をほとんど経ていないため、お茶本来の味わいや香り、栄養がそのまま吸収できます。たとえば、新鮮な野菜や果物と加工品のジュースが全く別物であるように、日本茶も「どう淹れるか」で得られるものが大きく変わるのです。
特に、急須で丁寧に淹れたお茶は、お湯の温度や蒸らし時間によって成分の抽出バランスが変化します。
温度を下げて淹れることでカフェインや渋み成分が抑えられ、テアニンや旨みをしっかり引き出せるなど、体調や時間帯に合わせた「セルフケアドリンク」としてもおすすめです。
私たちは普段、つい効率やスピードを重視しがちです。でも、急須でお茶を淹れる数分の間は、あえて「ゆっくり」する余白をもたらしてくれます。
湯を沸かす音、茶器を温める手の感触、ふわりと立ち上る香り…それらが五感を刺激し、自律神経を整えてくれると言われています。実際に、急須で淹れた日本茶を楽しむことで、呼吸が深くなり、気持ちが落ち着くという声も多いのです。
また、心身がリラックスすることで、消化や代謝、睡眠の質も自然と整っていきます。これはまさに、インナーケアの理想的な形と言えるでしょう。
急須で淹れたお茶には、カテキンやビタミン、テアニンなど、健康維持に欠かせない成分がバランス良く含まれています。
特に注目したいのが、「抗酸化作用」です。体内のサビとも言われる活性酸素を抑えることで、老化や生活習慣病の予防にもつながると言われています。
毎日の一杯が、10年後、20年後の自分の体と心を守る礎となるかもしれません。
ペットボトルや缶飲料と違い、急須で淹れる日本茶にはゴミがほとんど出ません。茶葉は生ごみとして処理できるだけでなく、消臭剤や肥料として再利用することもできます。
また、マイボトルに入れて持ち運べば、脱プラスチックにもつながるでしょう。
今やお茶は、ただの嗜好品ではなく、環境への意識を持ったライフスタイルの一部。急須を取り入れることは、サステナブルな暮らしの第一歩になるはずです。
お茶の効能は数字でも証明されていますが、それ以上に、急須で淹れるお茶がもたらす「心のゆとり」は、現代人にとって何よりの栄養かもしれません。
1日1回、自分のためにお湯を沸かす時間。お気に入りの茶器に茶葉を入れ、ゆっくりと湯を注ぐ瞬間。そんな習慣こそが、自分を整える時間になります。
新緑園では、急須でのお茶の楽しみ方や、初心者でも取り入れやすい茶器セットなどもご紹介しています。暮らしにひとさじの豊かさを、急須と日本茶で、あなたの毎日をより健やかに美しくしましょう!
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